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「用途地域」って何?

不動産コラム







マイホーム探しをしているときに、図面に「用途地域:第一種住居地域」「第二種低層住居専用地域」などの文言が書かれているのを見たことはないでしょうか。
これは『用途地域』というもので、都市計画に基づいて土地の使い途を決めたものです。

たとえば住宅街の中に騒音が出る娯楽施設や大きな工場ができてしまうと、
周辺住民は騒音や公害などに悩まされてしまいます。

住みやすく整然としたまちづくりを行うため、用途地域が定められているのです。










───もくじ───


  1. 用途地域 3つのタイプ
  2. ├住居系
    ├商業系
    └工業系
  3. 用途地域の種類
  4. まとめ
  5. ─────────





    用途地域 3つのタイプ



    用途地域は現在13種類あり、大きく3つのタイプに分けることができます。

    住居系
    住みよい住環境が優先されている地域で、大きい商業施設や工場などは基本的に建てることができません。
    全部で8地域あり、2019年4月には『田園住居地域』が追加されています。

    商業系
    商業施設やオフィスなどが立ち並ぶ地域です。
    住居系に比べると規制は緩く、周辺住民に危害が及ぶ可能性があるような工場以外は建築が可能となっています。
    住宅を立てることも可能ですが、住環境を重視する地域ではないという点は念頭に入れておいて下さい。

    工業系

    工業系の用地地域は3種類あり、『工業専用地域』は13地域の中で唯一住宅を建てることができません。
    ほかの2地域は住宅を建てることは可能ですが、周辺の日当たりを確保する日影制限の適用がなく、
    近くにタワーマンションや高層ビルが建設されるという可能性もあります。




    用途地域の種類



    ここからは、13種類の用途地域をひとつずつ細かく見ていきましょう。


    ①第一種低層住居専用地域
    低層住宅を建てるためのエリアで、オーソドックスな住宅街といった感じです。
    小規模店舗や事務所を備えた住宅や、小中学校、保育所や図書館などが建設できます。



    ②第二種低層住居専用地域
    主に低層住宅のためのエリアで、第一種低層住居専用地域で建設可能な種物に加え、
    小規模な飲食店やコンビニなども建築が可能です。

    ③第一種中高層住居専用地域
    中高層住宅のためのエリアです。大学や専門学校、病院などが建てられるほか、2階建て以内で床面積が500㎡以下の店舗を建てることができます。

    ④第二種中高層住居専用地域
    中高層住宅のためのエリアで、建物の高さ制限はありません。神社やお寺、病院、教育施設などを建てることができ、
    2階建て以内で床面積500㎡以下の店舗を建てることができます。



    ⑤第一種住居地域

    住宅の環境を守るためのエリアで、床面積が3000㎡以内のボウリング場、ホテル、自動車教習所などが建てられます。



    ⑥第二種住居地域
    主に住環境を守るためのエリアで、床面積10000㎡以下のパチンコ屋、カラオケボックスなどを建てられます。

    ⑦準住居地域
    道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するためのエリアです。
    国道や幹線道路沿いが指定されることが多く、ガソリンスタンド、
    薬石部分の床面積の合計が200㎡未幡の劇場・映画館などを建設することが可能です。

    ⑧田園住居地域
    農業と調和した低層住宅の環境を守るためのエリアです。
    2022年に『生産緑地』として指定されていた土地が一挙に宅地転用され
    不動産価値が急落する自体を防ぐため2019年に新設された用途地域です。
    建物の制限は第一種低層住居専用地域に近く、2階建て以下の農産物直売所や農家レストランを建てることも可能です。

    ⑨近隣商業地域
    周辺住民が日用品の買い物などをするためのエリアで、店舗や事務所、映画館などを建設する際の床面積の制限はありません。
    また、床面積150㎡以下で危険性や環境を悪化させる恐れがない工場や、床面積300㎡以下の自動車修理工場も建設できます。

    ⑩商業地域
    近隣商業地域よりさらに制限がゆるいエリアで、百貨店などの大型商業施設やゲームセンター、オフィスビルなどが立ち並びます。
    風俗施設の建築も認められており、歓楽街となっていることも多いです。
    住居の建設も可能ですが地価が高く居住性も重視されていないので、マンションでの居住が一般的となります。


    ⑪準工業地域
    主に軽工業の工場やサービス施設が立つエリアで、工場のほか、一戸建て、飲食店、オフィスビルなど様々な建物が混在しています。
    準工業地域は住宅が建てられることも想定されたエリアなので 、
    危険性が高かったり著しく環境を悪化させる恐れのある工場は建てられないようになっています

    ⑫工業地域
    工場のためのエリアで、どんな工場でも建てることができます。
    住宅も建築はできますが、病院や教育施設などは建てることができません。

    ⑬工業専用地域
    工場を建てるためのエリアで、どんな工場でも建てられますが住宅を建てることはできません。






    まとめ



    用途地域は13種類もあり違いも細々していて難しいですが、住み心地を左右する重要な要素です。

    「完成な住宅街だから家を購入したのに、近隣に商業施設ができて環境が変わってしまった…」

    「隣に高層マンションができて日当たりが悪くなってしまった…」

    というようなことが無いよう、
    用途地域もしっかりチェックしておきましょう。



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